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日本共産党福島県ボランティア情報

日本共産党が福島県内で行っているボランティア活動のお知らせや募集などを紹介していきます。

残業規制除外 見直し検討-原発審査 真島議員に厚労相表明

残業規制除外 見直し検討
原発審査
真島議員に厚労相表明
衆院予算委

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【写真】質問する真島省三議員=6日、衆院予算委
(しんぶん「赤旗」2月7日付1面より)

 塩崎恭久厚生労働相は6日の衆院予算委員会で、原発再稼働にむけた原子力規制委員会の新規制基準の審査にかかわる電力会社の業務を残業時間規制の「適用除外」としている労働基準局長通達(2013年11月)について「見直しを行う方向で労働基準局で十分に検討させたい」と表明しました。日本共産党の真島省三議員の質問に答えたもの。日本共産党は、この問題を国会で繰り返し取り上げ、撤回を求めてきました。

 残業時間の上限は厚労大臣告示によって「週15時間、月45時間、年間360時間まで」に制限されています。しかし、政府が「適用除外」とした業務は残業時間の上限は事実上なくなり、「公益上の必要」があると労働基準局長が指定した業務は、年間360時間の範囲内で、月45時間を超えて時間外業務が可能となります。

 真島氏は、九州電力が「適用除外」期間が終了したにもかかわらず現在も川内原発で292人が月170時間まで残業できるようにしている実態を告発。九電や四国電力日本共産党の聞き取りに「適用除外は年度末に自動延長するものと認識している」と答えたことを示し、「電力会社は、原発は『公益事業』だから自動的に適用除外になるという思い込みで“モラルハザード(倫理喪失)”を起こしている」と批判しました。

 安倍政権の「働き方改革」で「適用除外」についてどう扱うかただしたのに対し、塩崎厚労相は「『働き方改革実現会議』で、予断を持たずに議論をしていただきたい」と述べるにとどまりました。

 真島氏は「過労死・過労自殺根絶、長時間労働是正への本気度が問われる」と強調。原発審査にかかわる業務の残業時間限度基準の「適用除外」をただちに撤回するとともに、「適用除外」の対象業務全体を見直すよう迫りました。


論戦ハイライト

原発再稼働=残業青天井
衆院予算委で真島議員追及

「公益事業」として規制外し

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【写真】質問する真島省三議員(左)=6日、衆院予算委
(しんぶん「赤旗」2月7日付2面より)

 電力会社のもうけのために労働者の命を危険にさらすのか―。日本共産党の真島省三議員は6日の衆院予算委員会で、原発を「公益事業」として再稼働にかかわる電力会社の業務を残業時間規制の適用除外としている政府のごまかしを告発しました。

 厚労省は「残業時間限度基準」を月45時間、年360時間などと定める一方、大臣告示や、「公益上の必要性」によって厚生労働省基準局長が指定するものは適用除外とすることができる抜け道を用意。原発の定期検査にかかわる電力会社の業務も「公益事業」として適用除外にしています。

真島 公益事業とは「公衆の日常生活に欠くことのできない事業」のことだ。東京電力福島第1原発事故で原発の公益性はどう変わったのか。

塩崎恭久厚労相 事故前後で変わっていない。

真島 驚くべき答弁だ。公益性の大前提だった「安全神話」は完全に崩壊している。


 真島氏は、どの世論調査でも再稼働反対が5割を超えていることや、福島原発事故費用が21・5兆円に膨れ上がっていることを指摘。残業規制の適用除外を撤回すべきだと主張しました。

 厚労省は2013年11月、原子力規制委員会の新規制基準の審査にかかわる業務も、公益事業であり「集中的な作業が必要」だとして残業規制の適用除外としました。真島氏の質問に対し、山越敬一労働基準局長は、通達は九州電力の要望を踏まえて出したものだとしながら、九電以外の電力会社からは要望がなかったにもかかわらず適用除外にしたと答弁。「集中的な作業」についても(1)設置変更許可の審査(2)工事計画認可の審査(3)保安規定変更認可の審査―という三つの作業を同時に行うことだとしながら、業務の最後の一つが終了するまで適用除外は継続すると述べました。

 真島氏は「支離滅裂だ」と批判。三つの許認可の最初の一つから三つ目までの期間は8から9カ月も差があり、このことだけでも長期にわたって国の判断で労働者が長時間労働を強いられていると迫りました。

真島 三つの審査業務には期限があるのか。

田中俊一規制委委員長 期限はない。

真島 田中委員長は昨年、「事業者に審査の対応を急がせたことはない」とも答弁している。審査業務を誰が急がせているのか。

厚労相 一義的には、急ぐのは事業者の問題だと考えている。


 真島氏は、九電社長が一昨年6月の株主総会で「原発停止で厳しい経営状況が続いている。一日も早い再稼働を目指す」と述べていたことを紹介。もうけのために原発再稼働に突き進む電力会社のために、現場の労働者が犠牲になっていることを浮き彫りにしました。

 真島氏は、日本共産党の聞き取り調査をもとに、九電や四電で適用除外期間が終了した後も限度基準を超えた長時間残業が横行していることを告発。「厚労省が電力会社の望み通りに適用除外にしてきたことが、電力会社のモラルハザードを生み出している」と批判し、九電と四電に対する調査と指導を求めました。これに対し塩崎厚労相は「新規制基準への適合性審査の業務が終了した場合は適用除外の措置は終了することになる。もしそれを破っていれば当然指導しなければいけない」と答えました。

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