日本共産党福島県ボランティア情報

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福島第1 凍土壁全面凍結議論へ 汚染水対策

福島第1 凍土壁全面凍結議論へ
汚染水対策 目標未達成のまま
(しんぶん「赤旗」12月27日付15面より)
 東京電力福島第1原発事故の放射能汚染水対策として1~4号機周囲の地盤を凍らせる「凍土壁」(陸側遮水壁)について、原子力規制委員会の検討会は26日、計画的に未凍結にしている山側5カ所を段階的に凍らせ全面凍結に向けた議論をする考えを示しました。
 建屋周囲の地下水位が激減した場合に建屋内の汚染水が漏れ出す危険性があるため、規制委と東電は凍土壁の山側の全面凍結には慎重な姿勢でした。  しかし、同日、東電が示した凍土壁の海側の遮水効果は、期待したものではないと規制委が判断。山側を全面凍結しても、地下水位が激減する可能性は低いとみています。
 東電によると、20日に護岸の井戸からくみ上げた地下水量は、これまでで最も少ない約134トン。減少の要員について東電は、凍土壁による遮水効果のほか、雨水の浸透を防止する敷地の舗装や、建屋周囲の井戸から地下水くみ上げなど複合効果だとしています。  東電は当初、凍土壁海側の効果として、護岸の井戸からくみ上げる地下水量が、1日あたり70~100トンに減少することを目標としていました。
 一方、東電は、1号機タービン建屋の復水器にたまっていた極めて高濃度の放射能汚染水を希釈してくみ上げる作業について、放射性物質が約30分の1まで減少したと報告しました。