震災避難いじめ、山形でも
昨年4~12月、福島の2人に
(しんぶん「赤旗」2月7日付15面より)
山形県は6日、東日本大震災や東京電力福島第1原発事故の影響で県内に避難してきた児童へのいじめが、昨年4~12月の間に2件あったと発表しました。いずれも福島県からの避難者に対するもので、既に謝罪などを済ませ、解決しているといいます。
避難生徒に対するいじめが横浜市内などで問題になったことを受け、山形県は毎年行ういじめに関するアンケート調査に併せて、避難児童、生徒を対象に、震災関連のいじめがなかったか調べました。
県教育庁によると、2件とも友人からの言葉によるいじめで、金銭のやりとり、いじめによる欠席などはなかったといいます。
「除去ロボ」きょう投入
福島第1原発 2号機格納容器
(しんぶん「赤旗」2月7日付15面より)
東京電力は6日、福島第1原発2号機格納容器内への調査ロボットの投入に向け、圧力容器直下までロボットが進入する通り道となるレール上の堆積物を除去するロボットを7日にも投入すると発表しました。
1月に実施したカメラ調査でレール上に大きな堆積物がないことが明らかになっています。しかし、東電は、レール上の堆積物が調査ロボットの走行に影響がないよう、慎重に対応するため、装置の投入を決めたといいます。
東電によるとレールの塗装がはがれているほか、上部のケーブルの被覆が落下したものがレール上に堆積しているとみています。堆積物の高さは最大2㌢程度といいます。除去する範囲は、全長約7.2㍍のレールのうち、除去ロボットの投入地点から圧力容器直下の入口まで約5㍍程度。
除去ロボットは格納容器内に挿入するパイプの中から投入。同ロボットは、堆積物を押し出す装備があるほか、高圧水を噴射して除去することもできます。東電は、固着性の堆積物の硬さを推定する予定といいます。
格納容器内の放射線量は、1月のカメラ調査に基づく推定で、最大毎時530シーベルト。東電は今後、ロボットを投入し、原子炉圧力容器の直下にある作業用足場の上を走行させ、溶け落ちた核燃料(デブリ)の状況や位置を把握する計画です。