日本共産党福島県ボランティア情報

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復興への要望聞く  【党国会議員団】 福島・富岡町長と懇談

復興への要望聞く
国会議員 福島・富岡町長と懇談

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【写真】宮本町長(右から2人目)と、齊藤副町長(その右)らと懇談する党国会議員団ら(左側)=15日、福島県郡山市
(しんぶん「赤旗」12月16日付15面より)
 日本共産党国会議員団は15日、東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県富岡町の宮本晧一町長、齊藤紀明副町長と復興の取り組みをめぐり、郡山市内の同町事務所で懇談しました。同町は来年4月の帰還開始を目指しています。
 笠井亮塩川鉄也高橋千鶴子=以上衆院、岩渕友、辰巳孝太郎=以上参院=の各議員と熊谷智・衆院福島5区候補らが参加。同町は10月に公設診療所を開設し、来年3月には役場機能を本格的に再開する予定です。
 宮本町長らは、町による住民調査で「将来戻りたいと答えた町民が16%にとどまるが、将来の帰還という選択肢をつくりたい」と主張。その上で、国が復興・創生期間と位置付ける2020年で、視線を終わらせてはいけないと述べました。  帰還するにあたっての町民の最大の要求は「除染対策」だとし、目標として年間被ばく線量が1ミリシーベルト以下になるよう国による除染の継続を訴えました。

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【写真】富岡町からの避難者(手前)と懇談する国会議員団ら(奥右から熊谷智・衆院福島5区予定候補、辰巳孝太郎参院議員、岩渕友参院議員、高橋千鶴衆院議員、笠井亮衆院議員、塩川鉄也衆院議員)=15日、福島県郡山市

  党議員団は郡山市内に避難している町民から要望を聞きました。来春に帰還を予定する渡辺忠道さん(86)は「一番心配なのは福島第2原発の再稼働だ。原発はいらない」。「仕事がなければ子や孫に帰って来いと言えない。雇用も大事だ」の声もありました。  高橋議員は、国の復興策が形だけで終わらないように尽力すると表明しました。
 ※なお、国会議員団は本日(16日)、今年11月22日に発生した福島沖地震で燃料プールの冷却装置が一時停止するなどのトラブルが相次いだ東京電力福島第2原発を視察します。