日本共産党福島県ボランティア情報

日本共産党が福島県内で行っているボランティア活動のお知らせや募集などを紹介していきます。

「苦しくても絶対生きてほしい」

  『苦しくても絶対生きてほしい』

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福島原発事故避難の中1いじめ
両親が会見 生徒のメッセージ発表
横浜

(しんぶん「赤旗」11月24日付15面より)
 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市自主避難した中学1年の男子生徒(13)のいじめ問題で、両親らが23日、初めて記者会見を開き、いじめを受けている他の子どもたちに対し、「苦しくても絶対生きてほしい」と呼びかける生徒のメッセージを公表しました。

 生徒は2011年8月に横浜市の学校に転校して以降、名前をもじって「○○菌」と呼ばれたり、同級生らに要求され多額の現金を渡したりするなどし、不登校になりました。両親によると、現在はフリースクール通い、少しずつですが、外出するようになってきたといいます。

 横浜市内で会見した40代の両親は、「もっと教育委員会の対応が早ければ(問題解決に向け)こんなに時間はかからなかった。自己保身なのではないか」と不満を示しました。

 学校側は面談で、生徒が自発的に金品のやりとりを行っていたかのように話していたといい、教育委員会が「学校側に指導はするが、介入はできない」などと説明していたことも明らかになりました。

 両親は「やっと光が見えてきたところだ。今いじめられている子がいるとしても死を選ばないでほしい」と訴えました

「しんさいでいっぱい死んだから つらいけど ぼくはいきる」

原発避難で いじめ
横浜の中1、手記を公表
(しんぶん「赤旗」11月17日付14面より)
 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に避難した中学1年生の男子生徒(13)が、転校先の市立小学校でいじめを受け、不登校になっていたことがわかりました。生徒側の代理人弁護士は15日記者会見し、生徒が不登校の間に書いた手記を公表。生徒は「なんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」とつづっていました。

 弁護士によると、男子生徒は2011年8月、小学2年生で転校し、6年生まで断続的にいじめを受けました。ランドセルを引っ張られたり、名前をもじって「○○菌」と呼ばれたりしました。担任はいじめを行った同級生らにその都度注意しましたが、生徒は3年生だった12年6月から10月まで不登校になりました。

 投稿を再開した後、「プロレスごっこ」と称して暴力を振るわれ、いじめはエスカレート。5年生になった14年には、ゲームセンターで遊ぶお金や食事代などを生徒が負担するようになりました。生徒は14年5月から再び不登校になり、そのまま卒業しました。

 生徒はノートに「ただこわくてしょうがなかった」「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」など書き留めていました。

 横浜市教育委員会は「転入時のいじめ以外は、いじめと認識できていなかった」と説明。学校と市教育委の対応が不十分だったと認めました。