日本共産党福島県ボランティア情報

日本共産党が福島県内で行っているボランティア活動のお知らせや募集などを紹介していきます。

【南相馬ボランティアセンター】センター長の交代について

 南相馬ボランティアセンター
宮前利明さん、ありがとうございました
 2011年3月11日に発生した東日本大震災原発事故で、地震被害、津波被害、そして原発被害を受けた南相馬市で、日本共産党南相馬市ボランティアセンターのセンター長を務めていた宮前利明さん(写真:前列左から3人目)が健康上の理由から退職をされましたのでご報告いたします。

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(写真:党福島県委員会、党被災者支援担当者のみなさんと=2016年10月28日)

 日本共産党では東日本大震災原発事故直後から全国に救援ボランティアをよびかけ、その際、四国4県と京都府は相馬地方にお願いをした経過があります。最初に南相馬市原町区にボランティアセンターを設け、ボランティアセンターの運営責任者も四国4県と京都のみなさんに交代で担っていただきました。

 

 2011年9月に交代したのが京都の宮前利明さんでした。宮前さんは大震災・原発事故直後の南相馬市の現状を目の当たりにし「原発事故の影響はただならぬものがあり、超長期戦になる。骨を埋める覚悟で臨む」と、青春時代から過ごし、住み慣れた京都をすべて引き払い、福島県南相馬市に住所を移して、南相馬市での被災者救援活動の先頭でご奮闘いただきました。

 これまで南相馬市ボランティアセンターで受け入れたボランティアの人数は、分かっているだけでも19,000人以上。宮前さんは今では仮設住宅避難者ともすっかり顔なじみになり、多くのみなさんに頼られていました。

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(写真:福島の青年たちに南相馬市の被害状況を説明する宮前さん。右は岩渕 友参議院議員=2012年5月)

 しかし、今年の5月に体調を崩し、宮前さんが必要とする治療を受け入れる体制が相馬地方になく、これまで片道1時間半をかけ福島市の医療機関に通って必要な治療を受ける日々が続きましたが、冬を目前に積雪の多い福島で継続治療は一層困難になることから、慣れ親しんだ地であり、宮前さんの必要な医療を受けることが出来る京都に戻る決断をされました。

 すでに宮前さんは、10月30日に党福島県委員会より1名が同行し京都に戻られております。
 
5年間という長きにわたり、被災者支援活動の先頭に立って奮闘された宮前利明さんに心からの敬意を表するとともに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 現在、日本共産党南相馬ボランティアセンターは南相馬市鹿島区開設しており、後継に渡部チイ子さんをセンター長に、今後もみなさんと力をあわせて被災者支援活動に取り組んでまいります。

 

担当:野口(県)